セーヌ観測紀行

セーヌ川沿いに住む或る男の物語

年収150万ダウンの転職を決めた①

前回転職記事を投稿してから1年が経とうとしている。

結果として、転職が決まった。

転職活動のこととか、一応ここに残しておこうと思う。

 

そもそも何で転職をしたのか、もう一度整理しておきたい。

前職では所謂社内SEというやつで、システム開発やベンダーコントロールをしたりというのが主な仕事だった。

一般的な情シスと違ってばんばんコードも書いたし、基幹システムは自社開発していたので珍しかったと思う。

殿様商売な会社だったため、業績も安定しており、待遇としての不満は一切なかった。

平均残業時間は20H以下、年収は700万を超える程だったから本当に恵まれた環境だったと思う。

海外での経験も積めるし、やりたいことは色々とチャレンジさせてもらえる職場だった。

 

こう見ると辞める理由はあまりないように思える。

実際、内定をいくつかもらった後も辞めるかどうかはかなり悩んだ。

それでも辞める決心をしたのは、この会社での将来像が自分の理想と離れたものだったからの一言に尽きると思う。

 

大企業特有かもしれないが、自分にとって一番ネガティブな要素だったのが部署異動の多さだった。

特に前職の場合、システム開発⇒人事総務なんて異動も珍しくなかった。

自分自身、これまで十数回の異動をしてきた。

入社当初はやりたいことも特に見当たらず、色々経験できるのは魅力的であったが、経験を重ねていく内にこれでいいのだろうかという思いがかなり強くなってきた。

確かに、多くの業務を知っているからこそ、社内のことは他の人より精通している自信はついた。が、これといったスキルが身につかないのも事実だった。

 

社内SEとしてしばらく落ち着いたが、せっかくここでプログラムを書いたりできるようになっても、また数年後には全く違う畑の職場に行くんじゃないかという思いは常にあった。

若いうちはいいかもしれないが、40代50代になった時のことを想像した時に今辞めるべきだなと思ったのが一番大きな要素だと思う。

 

そんなわけで転職活動を始めたわけだが、次にどういう職種に就くのかといった問題にぶち当たった。

同じように事業会社の情シス的なとこにいくのか、経理の経験を活かしてそっち方面へいくのか、或いはSIやコンサル的なところへ行くのか。

年齢的にも売り手市場だったことから、選択肢はかなり多かった。

 

そこで、改めて、自分の転職する理由を考えた時に優先しなければならない事項をピックアップしてみた。

それが下記だ。

 

・手に職をつけられる職業であること。

・今後も好業績が見込める業種、需要増が予想できる職種であること。

・柔軟な働き方ができること。

・高年収を維持、或いは今後そうなる可能性が非常に高いこと。

 

優先度順に上げたが、やはり一番大きなポイントはどこでも通用するプロフェッショナルなスキルを身に着けられるという点だった。

それこそが前職での不満だったからだ。

また、ニッチなスキルではなく、今後も確実に需要があるであろう業界で働くことはかなり重視した。

不確実な未来を予想するのは困難だが、できる限り最善の選択をすることは必要だと思う。

 

これら点を踏まえると選択肢はかなり狭まった。

まず、情シスは選択肢から外れた。

情シスになるのであれば前職の方がはるかに待遇もいいだろうし、そもそも転職の意味がない。

所謂プログラマーも外した。どうしても客先都合で働くことになるし、障害やシステム移行で休日や夜間の対応発生を考えると3つ目の柔軟な働き方とは離れる気がした。

 

 

そうして吟味していった結果、データサイエンティストになることに決めた。

 

 

データサイエンティスト・・・?

数学屋さん?人工知能とか?なんか難しそう。

 

まず、前提として、前職でデータベースの管理者をしていたこと、業務としてデータスクレイピングを日ごろから行っていたことから、なんとなくデータ系との親和性は感じていた。

また、趣味の範疇で金融データの時系列分析を投資モデルに組み込むことをしていたことから、仕事と趣味の方向性が一致するのではないかと考えたのも一つの理由だった。

そうした上で先ほどの条件と照らし合わせてみた。

 

・手に職をつけられる職業であること。

統計学機械学習の知識が必須であり、常に新しい理論のキャッチアップが求められることからまず間違いなく専門的な職業である。

 

・今後も好業績が見込める業種、需要増が予想できる職種であること。

⇒DXバブルで業界全体は急上昇しているが、世の中でデータベースというものがなくならない以上、必要の大きい仕事だと予想できる。

 

・柔軟な働き方ができること。

⇒データの分析を主な業務とするのであれば、システムの障害や移行対応はないはず。

 

・高年収を維持、或いは今後そうなる可能性が非常に高いこと。

⇒データサイエンティストの平均年収はかなり高い。

 

転職に求める条件を満たし、業務内容と自分の親和性を鑑みても問題のないことからデータサイエンティストでの職探しを始めることにした。

 

 

疲れたので転職活動の話はまた今度書きます。

 

 

 

 

 

転職をしてみようと思った

転職をしてみようと思った。

まずは今年度内を目途に活動しようと思う。

その記録を残してみる。

 

まずは現状の整理。

職種:システム開発

業態:日系メーカー(規模1万人弱)

在職歴:4年

年収:600ちょい

厚生:住宅手当など諸々で月8万程

平均残業時間:20弱くらい

出勤:10日程度/月

 


転職を決意した理由は色々とあるが、一番大きいのは会社の体質から生じる不満だ。

それなりに歴史のある会社がゆえ、超々トップダウン形式主義であり、99人がどう考えてもおかしいと思う決断もトップがYESと言えばYESになる。

直属の上司はそれにどっぷりと浸かっており、掌が擦り切れる勢いでゴマをするのを見ていて、この会社で出世したいとは思えなくなったのが大きな理由である。

 

業務自体はめちゃくちゃぬるま湯で、待遇も高水準だと思う。

業務内容としてはもう少し興味のある分野でスキルを上げたいという思いがある。

あとはテレワークしたい。

正直、これが転職先を決めるうえでの最優先事項かもしれない。

 

そんなわけで次なる企業に求めるものは以下の通り。

・フル在宅勤務OK(月1とかなら出社してもいい)

・できれば年収は落としたくない。

機械学習や深層学習、スクレイピング等、データサイエンス分野に携わりたい。

・仕事がぬるければぬるいほどいい。

 

特に、待遇面はあまり妥協できないので、希望に沿う条件がなければ現状維持とする。

諸々の手当込みで550-600程度を最低ラインとしたい。

ぱっと見で無理目な条件だけど、無理に転職して失敗しても仕方がないので慎重に動いてみます。

 

何かアドバイスがあればぜひ。